1.構造医学とは?
「構造医学」は、医学の世界で初めて地球の重力を診断と治療に導入した医学です。
現代医学は進歩したといわれています。それは、医学と隣接する科学技術(生物学や工学や薬学が研究開発した生化学物質の情報や高精度な画像診断装置や血液検査機器、痛みなどを即座に抑える新薬など)を導入したことにもよります。もし、その進歩が健全なものであれば、病気の原因が次々と解き明かされ、新しい治療法によって患者の総数や国民の医療費は年々減少するはずです。しかし現実は、原因不明の症状や病気、患者の数、国民の総医療費は年々増え続けています。つまり、現代医学は、科学技術的に進歩したけれど解決できない患者や病気が増えているという大きなジレンマに陥っているのです。こうしてみると、現代医学はたしかに進歩した一面はあるけれど、それでは穴埋めできない重要な側面を身につけないまま成長した学問といえるのかもしれません・・・
ここで紹介する構造医学は、現代医学ではなかば悪者扱いされてきた 私たちの生まれた地球がもつチカラ(=重力)と人体の骨格構造、内臓機能の関わり、また、体をつくる水やタンパク質と熱の関わりなどの「物理学な側面」をあらためて見直しました。そして、ヒトの物理的側面を事実に基づいて総括した結果、現代医学(特に整形外科学分野)の教科書に記載されている内容とは正反対に近い人体観と病理像が浮き彫りになってきました。
現代医学は、症状や病気を化学的に診断し、化学的に治療することを中心に発達してきた学問です。それは血液や尿やタンなどを採取して化学的に検査して化学薬品によって症状や病気を改善する治療がもっぱら行われていることからも明らかです。それに対して、構造医学は物理学というサイエンスに基づいて構築されています。ですから、症状や病気を化学的にみる現代医学では原因がわからない、あるいは解決できない多くの症状(腰痛や膝痛など整形外科分野が特に多い)や病気に対して、構造医学が効力を発揮する場面は非常にたくさんあるのです。なぜならば、多くの症状や病気は物理的な不調和が原因になっているケースが非常にたくさんあり、構造医学はその不調和を独自の物理的な診断法で見つけ、本来の調和した状態にもどす治療システムを備えているからです。
このサイトでは、人と地球の物理的環境の調和を目指す構造医学の考え方をなるべく解りやすく記したいと思います。
『構造医学』
医学l理学博士であり、物理学者としてもNASA(米国宇宙航空局)の研究に携わった、熊本の吉田勧持先生が研究開発した応用物理医学です。
生理的局所冷却療法、生理的歩行等を提唱しています。
ロボットや義肢、人口歯根、歩行シューズ、医療ベッド、衝突安全性の高い車のボディー設計などはすでに実用化されています。
地球上のすべてモノや生物は1Gの重力を常にダイレクトに受け続けています