構造医学の診断と治療

構造医学のご紹介

構造医学の診断と治療

症状別 原因と対処法

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*体はつながっている

私達の体はひとつにつながっています。現行の医療保険制度では体を部位別に分けて治療していますが、人の体は全ての部位が密接につながって機能しています。

*股関節について

股関節はすぐ上にある骨盤の仙腸関節の影響を受けて不断の動きと歩行に関係するだけでなく、膝関節や足関節や肩関節と連動しています。股関節が悪くなると、連動する部位もその影響で動きが悪くなることがあります。

*肩関節について

私達はもともと四足で移動していた歴史があるので、股関節と肩関節は後ろ足と前足という、移動肢として密接な関係があります。人が歩く時は、背骨が安定するように「右足と左腕」「左足と右腕」(たすきがけの組み合わせ)はペアになって前後に同じ動き方をします。

例えば右の股関節の動きが悪くなると、ペアである左の肩関節も同じように動きが悪くなってしまいます。いわゆる「五十肩」の多くは肩関節だけの問題ではなく、同じ動きをする反対側の股関節に問題があることも考えられます。ですから五十肩の治療は、股関節と合わせて整える方が合理的に治ってきます。また肩関節は上肢として、肘や手首にも影響を及ぼします。

*首について

水瓶を頭に乗せて歩く人

首に異常があると、肩こりや首痛、顎や頭の痛みなどになります。整形外科では「細い首の上に重たい頭を乗せているからよくないのだ」という解釈で、首の負担を減らすために牽引治療をすることがあります。

ナイル川流域には、20キロもの重さの水瓶を頭の上に乗せて運ぶ民族がいます。彼らに頭や首の痛みや肩こりが多いかというと、逆に非常に少ないことが疫学の調査でわかっています。このことは、整形外科学の解釈では全く説明がつきません。

構造医学の首の不調の解釈 首の不調発生の代表的なルートを2つ紹介します。

  1. 骨盤の仙腸関節が歪むと、重力にしたがって背骨が傾き、肩の高さが違ってくる。その上に乗る首も傾き、首に潤滑不全が生じて、異常が出る。
  2. 先に述べた肩関節は鎖骨で首の根本につながっています。肩関節に異常があると首の支点をくるわせる事になり、首が傾いて潤滑不全が生じ、異常が出るようになるのです。

*歯のかみ合わせ

歯のかみ合わせは非常に重要です。かみ合わせが正しくないと首の骨の並びを壊して首や背中に痛みを生じたり、脳に近い場所なので頭痛や神経に影響したりします。また、顎の関節に影響して顎関節症になることもあります。
歯のかみ合わせは体への影響が非常に大きいので、歯と顎と全身のつながりを理解して、慎重に対応してくれる歯科医に出会うことが大切です。

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