症状別 原因と対処法    腰痛⁄坐骨神経痛

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症状別 原因と対処法

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*腰痛の原因

腰痛は仙腸関節の潤滑不全によって起こります。原因がわかれば、腰痛は避けられるようになります。

*仙腸関節が潤滑不全になる原因

1 • 日常の不良姿勢
椅子に座るとすぐ足を組んだり、床の上で横座りやあぐらをかくなどの癖があると、仙腸関節を歪めます。骨盤が歪んでいると正しく座ることがつらくなり、歪んだ姿勢を好む、悪循環ができてしまいます。

骨盤がゆがむ不良姿勢

不良姿勢あぐら
不良姿勢

2 • 歩行の不足
移動手段が電車や車や自転車ばかりで、歩行が不足すると仙腸関節の潤滑能力は低下します。
3 • 転倒・捻挫や外傷
尻もちや膝打ち転倒、スポーツの外傷などの強い衝撃が骨盤に加わると、仙腸関節は歪んでしまいます。この仙腸関節の歪みは、正しい処置がされてないとそのまま残り、時を経て症状を出すことがあります。

転倒した方向や、衝撃力の強さによっては骨盤が一気に壊れることがあります。 時間が経過するうちにそちら側の手や足がしびれることもあります。

*腰痛の悪化と回復

腰の症状は、正常←→こる←→重い←→だるい←→痛い←→シビレ←→マヒというように変化します。症状の悪化は、違和感のエリアの拡大とともに右方向に進みます。これは、仙腸関節の潤滑不全の程度に比例します。また症状の回復は、違和感のエリアの縮小とともに、左方向に治ってきます。これは、仙腸関節の潤滑の獲得の程度が反映されます。

*腰の筋肉がこる原因

よく、腰痛は腰の筋肉の弱さやコリが原因だといわれますが、決してそうではありません。

筋肉隆々のスポーツマンはよく腰痛に悩まされますが、アフリカの痩せた子供たちに、腰痛はあまりないのです。この簡単な事実からも、腰痛は筋肉の弱さとは関係ない事がわかります。

腰の筋肉のコリは仙腸関節の潤滑不全によるものです。仙腸関節が潤滑不全になると、「不断の動きと体重の支持」を腰の筋肉が代行することになります。腰の筋肉は内臓の筋肉とは違い、長時間の活動には耐えられないので疲労して固くなります。また、何十キロもの体重を柔らかい肉では支えられないので、筋肉は縮んで固まり、硬い骨の代役をつとめるのです。腰の筋肉の固さやコリの原因は仙腸関節の潤滑不全なのです。

*痛みと鎮痛薬

「痛み」は体の歪みや、普段の体の使い方に誤りがあることを知らせてくれる大切なサインです。

整形外科は、痛みに対して「鎮痛薬」を出します。痛みが激烈で、精神に支障をきたすようであれば当然、服用が望まれます。しかし、鎮痛薬は関節の歪みを治すものではありません。痛みを伝える神経を遮断して、脳や脊髄の感受性をにぶくするものです。関節の歪みを正すことなく安易に鎮痛薬に頼っていると、再発を繰り返すだけでなく、仙腸関節の状態を悪化させることがあります。

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